Sano Music Kyoto
ピアノ調律師とは
~ピアニストとピアノをつなぐ架け橋になる~
ピアノを調律するには、弾き手の思いとピアノの特徴を知るところから始まります。単に音を整えるだけでなく、そのピアノにとってのベストな状態を探り、弾き心地と聴こえ方をトータルにメンテナンスすることが求められます。ピアノの仕組みと構造を知って、実際に調律してみませんか?
【教育関係者の皆様へ】
学校にもある身近な楽器・ピアノ。ピアノを知らない子はいないかもしませんが、実際に中身を見たことのある子はほとんどいません。弦をたたいて音が出る仕組みを目で見て、音の変わる瞬間を耳で感じ取って、ピアノの価値と音の美しさに気付いてもらえる授業です。かつて、あるご家庭の調律が終わったとき、お客様が声を出して泣かれたことがあります。「祖父からもらったピアノを弾きたくて習ったにもかかわらず上達せずに辞めてしまい、30年も放置していたピアノでした。こんなに美しい音が鳴るなんて、祖父に申し訳ない思いと感謝が入り混じっています。これからは下手でも弾きます。」ーーーこのように、ピアノを甦らせて、人に喜んでもらうことができるのも調律師です。職業を知り、将来へのヒントにしてください。
♢出前授業どっとこむコンシェルジュより♢
ピアノ調律を通して、音の仕組みやピアノの構造を体感的に学ぶことができます。ただ音を整えるだけでなく、そのピアノにとって最も美しい音を引き出す仕事から、「音を聴く力」「集中力」「丁寧に向き合う心」が育まれます。身近な楽器の新たな一面に触れ、職業理解やSDGsの視点も深まる、貴重な学びの機会です。
- 開催期日
- 平日・土曜日・日曜日・祝祭日
- 申込期日
- 開催希望日の1ヶ月前まで
- 対象学年
-
小学2年生以下
小学3年生
小学4年生
小学5年生
小学6年生
中学1年生
中学2年生
中学3年生
高校1年生
高校2年生
高校3年生
- 教科
-
音楽
総合学習
- テーマ
-
SDGs
キャリア
- 費用
- 30,000円+交通費※応相談
- 対象人数
- 1~300人程度
- 対象地域
-
関東
北海道・東北
中部
近畿
中国・四国
九州
- 必要機材
- ・ピアノ
・プロジェクター
・スクリーン
・マイク
- 所要時間
- ~120分
- 授業内容
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「ピアノ調律師」という職業について理解を深めていただく授業です。
現役のピアノ調律師である講師が、訪問調律の現場で大切にしている想いや心がけをお伝えします。
そのうえで、児童・生徒の皆さんには実際に調律の体験もしていただきます。
濁った音が澄んだ音に変わる瞬間の感動を、ぜひ味わってみてください。
- 授業のポイント
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✓ピアノの構造や歴史、そして現在日本に約400万台あると言われる「使われていないピアノ」の現状について学び、SDGsの観点から“ものを大切にする心”を育みます。
✓調律だけでなく、「整調」と呼ばれるアクション(整備・修理・塗装)にも触れることで、調律師の仕事を総合的に理解することができます。
✓調律体験(一部の児童・生徒)を通して、調律師の仕事を実際に体験することができます。
- 授業の流れ
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【合計:90分の場合】
*(30分) 職業紹介とピアノの仕組み
*(10分) 調律の実演
*(10分) 休憩
*(20分) 調律体験※1人3分×5人ほど選出
*(10分) ピアノの現状と調律師の今後
*(10分) まとめ~仕事の面白さと喜び~