一般社団法人日本障がい者スイミング協会
みんなでプールに入るには?
~感覚の違いを理解して適切なコミュニケーションを身につけよう~
この授業は、障害のある子も含めたすべての子どもが、運動・学習・生活に主体的に参加できるようになることを目指して実施する、他者理解の授業です。水中運動の映像や具体的な実例を交え、障害のある子どもたちの「できること」に目を向けながら、発達特性や身体機能の違いがあっても工夫次第で誰もが運動に参加できることを体感します。さらに、「助ける/見守る」の判断基準や関わり方、声のかけ方についても具体的に説明します。授業の最後には、クラス内で互いの良さを見つけ合うワークを行い、他者理解と共生社会に向けた態度を育みます。
【教育関係者の皆様へ】
学級には、障害の有無にかかわらず、体の使い方や感覚の受け取り方に違いをもつ子どもたちがいます。しかし多くの場合、そうした「困りごと」は本人の性格や意欲の問題として誤解されがちです。本授業では、身体機能・感覚特性・コミュニケーション特性を踏まえた「合理的な環境調整」と「支援の根拠」を、現場での実例をもとに明確に示します。内容は運動領域にとどまらず、学級経営や特別支援教育の視点としても応用可能です。また、支援が過剰介入になっている場面と、逆に支援が不足している場面を見分ける観点についても取り上げます。授業後には、児童・生徒がクラスの中で互いの違いを肯定的に受けとめる姿勢が育まれます。
※研究事業等の対象となる際は、料金を相談できる場合がございます。お問い合わせください。
♢出前授業どっとこむコンシェルジュより♢
この授業では、映像視聴や具体例を通じて、一人ひとりの体の使い方や感じ方の違いに気づく機会が得られます。また、友だち同士の良いところを見つけ合うワークを通して、他者の特性を前向きに理解する力や、クラスでの関わり方を考える力が育まれます。自分や周りの違いに気づくきっかけとして活用できます。
- 開催期日
- 平日・土曜日・日曜日・祝祭日
- 申込期日
- 開催希望日の3ヶ月前まで
- 対象学年
-
幼児
小学2年生以下
小学3年生
小学4年生
小学5年生
小学6年生
中学1年生
中学2年生
中学3年生
高校1年生
高校2年生
高校3年生
特別支援学校
- 費用
- 25,000円+交通費
- テーマ
-
SDGs
スポーツ
福祉・介護
道徳・人権
- 教科
-
保健体育
道徳
総合学習
特別活動
- 対象人数
- 30~40人程度
- 対象地域
-
関東
北海道・東北
中部
近畿
中国・四国
九州
オンライン
- 必要機材
- ・パソコン
・HDMIケーブル
・パスタオル
・ビニール袋
・トイレットペーパーの芯
- 所要時間
- 45分※調整可能
- 授業内容
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この授業では、障害や発達特性についての基本的な知識を学び、水中運動やアーティスティックスイミングの映像を見ながら理解を深めます。
そのうえで、「助ける/見守る」の判断や関わり方を実践的に練習し、最後に友だちの良いところを見つけるふり返りワークを行います。
- 授業のポイント
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✓「できること」を起点にした支援の考え方を学び、誰もが一緒に運動や生活に参加できるように接する態度を育みます。
✓助ける場面と見守る場面の違いを具体的に理解し、適切な支援を行う判断力を養います。
✓学級や友だち同士の関わりの中で、互いの違いを肯定的に受けとめる態度を育みます。
- 授業の流れ
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【合計:45分】
*( 5 分) 導入:テーマ、目的の共有
*(10分) 映像視聴:障害特性に応じた水中運動の例
*(10分) 映像の解説:体・感覚・コミュニケーションの違いと支援の工夫
*(10分) ワーク:助ける/見守る場面をロールプレイで検討
*( 8 分) ふり返り:友だちの良さを言語化する
*( 2 分) まとめ









